SSブログ

マイケル・J・フォックス [Book]

いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険
作者: マイケル・J・フォックス

マイケル・J・フォックスを若い方は知らないかもしれない。
1998年に私はマイケル・J・フォックスが若年層パーキンソン病である記者会見をテレビで見た。
パーキンソン病という病名は知っていたけど、
ただ不治の病であると認識していただけだった。
この会見は私の記憶でももっとも衝撃だった。
後に予感があったのかもしれない。
母がパーキンソン病になったこともきっかけで
マイケル・J・フォックスの印象をより強く感じ
パーキンソン病について調べたり考えたりする機会が増えた。

私の古い印象は、
マイケル・J・フォックスがものすごい俳優で
才能というより持って生まれた天性を俳優という職業で生きていた人。だった。

何でもできる人が当たり前な印象の人だった。

しかし彼がパーキンソン病になってから
2002年に書いた一冊目の「ラッキーマン」では、物の考え方が
少し自分に似ている、、それとも共感できる?が多かったせいか
スーパマン振りの印象は少し押さえられた。
この本ではパーキンソン病になるまでの話、なってからの話が綴られてるが、、
映画での彼の活躍をスクリーンで観てきた私にはとても辛い内容だった。
同じ病気になった母はどんな生き方をしていただろう?と重ねながら読んでいた。

上記から8年今年2010年4月に「いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険」は出版された。
私の新しい印象は、
やっぱりマイケル・J・フォックスものすごい人で優秀な人だと更に思った。
そして家族思いで、人思い。
なかなかできることではない。
怖いより先に行動し、しかし決して人を裏切らない。応えようとすごく努力している。

本の中で
「人生には自分がコントロールすることも影響を与えることもできない現実、
自分が上手に切り抜けることも、その裏をかくことも、
魔法のような力で操ることもできない現実が起こる。」

これって全ての出来事に値するよね?
見習いたいと思うのは、彼は何が必要でどうすればいいいのか知っていること。
後は事を起こせばいい。
「Optimist」に!

読みながら
私は時々マイケル・J・フォックスがパーキンソン病であることを忘れてしまっていた。
そして共感できる人間関係にうなずきながら読んでいた。

逆に励まされた。
幸せであることをマイケル・J・フォックスが噛み締めてるのが分かる。
書かれていないマイナス面の方が実際は多いに違いないと疑りながら、、、
しかし彼は感謝している。自分の現状に向き合っていろんなことに喜びを見つけてる。
病気でなくても「自分に向き合う」ことの怖さは十分に分かってる。

自分に語りかけたって「無理」なんだから、だから「怖い」。

マイケル・J・フォックスは「怖い」をしている。
だけどどうもいつしか「楽しい」に変えたようだ。

その方法はこの「いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険」に語られている。
私は多くのことに気付いたよ。いや見つけたよ!
容易なことではないけど、生きることにわくわくしたよ!

一刻も早くパーキンソン病の薬が開発されることを願ってる。
(研究の成果はパーキンソン病以外の病気も治すことも語られていた。)
私はまたあの大きなスクリーンで会えることを願ってます。
映画ファンとしてマイケル・J・フォックスをもう一度スクリーンで観たい。


いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険

いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険

  • 作者: マイケル・J・フォックス
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: ハードカバー



nice!(0) 
共通テーマ:

岡本敏子さんの「自分を賭けなきゃ。」 [Book]

「自分を賭けなきゃ。」[手(グー)]
いいタイトルだなぁ〜と思い購入。[本]

自分は自分だ。
それがすべての一番根っこ。

生き甲斐はいつだって、いま自分の足もとにあるのよ。
それを見ていないだけ。

などと、ホッとさせてくれるような言葉がどっさりな一冊。
不景気だし、将来も不安な気がするような世の中?だけど
読んでると、なんとか希望も生み出せそうな気がする。
岡本太郎さんの渋谷駅連絡通路の「明日の神話」
迫力が凄いですよね。[目]
岡本敏子さんもきっと勇気のある方だったに違いない、、と
「明日の神話」を思い、本を読んで思った。

自分を賭けなきゃ。

Taro Okamoto.jpg


自分を賭けなきゃ。

自分を賭けなきゃ。

  • 作者: 岡本 敏子
  • 出版社/メーカー: イーストプレス
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 単行本



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー [Book]

初めて読んだのは約10年前「罪と罰」でした。
今、すごく注目されていますが何故なのかも読み続けている私には理解出来ます。

どうも変わっている、、と言われることが多い私ですが
至って正常です。
血液型は、八方美人のO型ですし(Aによく間違われますが 笑)
ジョークもシリアスも(笑)大好きな人間です。

正しいことってなかなかイザと言う時にできないもんです。
時と場合で勇気が必要です。
ドストエフスキーには、羞恥心に近い表裏のモラルと
病んでしまいそうな醜悪だったり、かと思えば一気に心が晴れ渡るような解答があったり。。。

何よりも言葉に表現できない「心の声」を表してくれます。
と、言うより教えてくれました。

私にとっては安心させてくれる作家の1人、、と言うわけです。
それに物事の考えの再確認ができます。

自分を基準にした常識のものさしで人を見てしまったり、
または酷く自分を責め過ぎたり、
上手く行ってるのに空虚だったり、、

自分自身で解決しなければいけないことって
あるじゃないですか?
私は不思議とドストエフスキーを読むと
知りたかったことに出会うんですよ。

煌びやかなことはないです。(女子に告ぐ)

以下、読み干した作品です。

罪と罰 ★★★★★★ 熱に浮かされた衝動の心理が伺える
地下室の手記 ★★★★ 素直になれないのか、、、
賭博者 ★ 内容を忘れてしまった、、、
白痴 ★★★ 代表作の一つだが、あまり好みでない。しかし女性の気持ちをよく理解してる。
虐げられた人びと ★★★★★ 一番好きな作品。メロですが人の優しさと正義ここにあり!
死の家の記録 ★★★★★ シベリアの囚人の話。興味深いです。
白夜 ★★★★★ 夢想癖のある青年の話、とても純粋です。最後は泣きました。
正直な泥棒 ★★★★ ギャグ?
貧しき人びと ★★★ 言葉は、手紙の方が深い
クリスマス・ツリーと結婚式 ★★★★ 昔の上流階級ならきっとありえる。
未成年 ★★★★ 自分が大人になったことを再認識(笑)
カラマーゾフの兄弟 現在読み途中
ステパンチコヴォ村とその住人 ★★★★ まったく仕様がない人達。
弱い心 ★★★★ そこに居ない自分、、
分身 ★★★ あぁ墜落のとき

訳は工藤 精一郎さんのがオススメです。
nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

読書の秋 [Book]

本を読む事をすっかりしなくなってしまっていて、、、
求職中もたくさん読もうと思っていたのですが
やっぱり早く仕事探さないと(汗)とやきもきするばかりで
本に集中が出来なく、、
今頃やっと読めるように!
気になっていたJane Austenの「説得」を読んでみました。
「persuasion」と言うタイトルですが、文庫本では「説きふせられて」
しかなく、、、下記の「説得」はお値段もするので。。。
和訳に少し不評でもありましたが文庫本にしました。

説得

説得

  • 作者: ジェーン オースティン
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本


説きふせられて (岩波文庫)

説きふせられて (岩波文庫)

  • 作者: ジェーン オースティン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 文庫


堅苦しい和訳で、、と聞いていたのですが、、
確かに堅苦しい(汗)かもしれませんが、
しかし、しっとりとしたとても清楚な内容です。
明からさまな模様は呆れることもあれば、その心境を貞淑な意見で
語る主人公「アン」はとても賢く、いつもその人の立場で言葉を掛けます。
でも長いこのストーリーではいつも陰の存在なんです。
しかしその彼女がいよいよ光満ちた時、、私は涙で溢れました。
まさか涙が出るとは思わなかったのですが、、
感動で涙は止まりませんでした。
最後の最後でこのタイトルの意味「persuasion」も納得できました。
最初はとても退屈でしたが(虚栄な部分が多く、、)
この坦々と時進んで行く様に引き込まれてゆき
時代は違うとも現代の恋愛事情にもありそうな??
ストーリーだったため(沢山の恋愛の在り方も読めました。)
一気に読んでしまいました。
なかなか人って素直で居られないものです。
そして時はただ過ぎていってるのではなくそれなりに成長し
それなりに自分というものに、気が付いてゆくものなんですね。。
振り返れると言うことは、「後悔」かとも思いましたが
「余裕」が出来たのだなとも実感されせられるストーリーでした。

こんどは「自負と偏見」&「エマ」に挑戦したいと思います。

自負と偏見 (新潮文庫)

自負と偏見 (新潮文庫)

  • 作者: J. オースティン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 文庫


エマ

エマ

  • 作者: ジェーン オースティン
  • 出版社/メーカー: 青山出版社
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

人間形成 2 [Book]

やっと読み終えた。。。
通勤時のみの読書だったので時間がかかってしまった、、、

「子どもが育つ魔法の言葉」Children Learn What They Live
著者Dorothy Law Nolte

子どもと接するには、なんて大変で大仕事なのだろう。。。
子どもを産んだ人は子どもを育てるのは「義務」だと思ってた。。
考えさせられる事件が多いから、殺してしまうなら産まなきゃいいのに!
と、常日頃感じていた。(悲しいことです)
読んでいて思ったことは、
神経も精神もすべて子ども中心で「親」は動かなきゃいけないのか。。
(わかっていただけに、確信してしまったので、、、)
いや、「家族」はその子ども中心の仕事をむしろ喜びにしている。
家族をもつことは、世間体とかもたぶん気にしてるのもあるよね、、
だって、営業マンって人と人の繋がり(お付合い)あって成り立つよね?
女のコが結婚式を挙げるか挙げないか迷ってる時、私は相手が営業マンの時は
必ず挙げるようにすすめてる。。これからも上司に可愛がってもらうために
まー出世の為である。まだまだ、日本社会には年配の方も多いし、しばらくは
古い裏付け工作も必要かと思う、、、
話がそれたが、今回の「子どもが育つ魔法の言葉」
ドロシーさんの「詩」は納得させられる。これを読んだ親御さんはきっと
自信をつけて希望をもつことができると思う!
しかし、これはマニュアルではないことを理解しておくべきだ。
子どもは皆ちがうし(当然わかっていると思うけど)それに思い通りに
言う事をきかない、なにより現代っ子であるということ。
親御さんたちの時代とは「違う」時代の人間として生きているということ。
詩の例題に子どもに答えを考えさせるために「どうしたらいいと思う?」と
いう会話が頻繁に出てくる。本の中ではきちんと子どもが答えるが、、
たぶん、殆どの子どもは「わかんない」と言う答えが普通かと思う。。
だって、自信がないのだから聞いてるわけで、、(確認も含め)
私も「大切」な友人の悩み事や愚痴を聞いてるときに「じゃ、どうしたい?」とまず聞く。
答えは、返ってこないのが殆どである。
だから「もう、答えはわかってるよね?今心ん中で思っていることが答えだよ!」
と言うことが多い。。
大人になっても自信なんて保つことも、新たにもつことも難しい、、
理解してあげたい!味方でありたい!の意思表示だけで、相手側の気持ちも落ち着く。
↑これは、結構リスク的に背負う行為かもしれない、、
(友人の精神面と同じ気持ちを抱え込むから)
いいことばかり言ってるが、、
実際にもし、自分の立場だったら「してほしい、言ってほしい」ことの願いも込めてる、、
(相手は大概、気付かないが、、、)

また、話がそれた、、、
しかし、「子どもが育つ魔法の言葉」を読んでいながら、何度も泣きそうになった、、
思いあたる箇所がいくつもあり、、、
母が問題児?の私を必死に守って育ててくれた事が、本の中「詩」にたくさん記してあった

でも、そんな体当たりの子どもを必死に支えてくれたのも、まだ、母が若かったから、、、
私が20代半ばの頃、母の背中が小さく見えた、、歳をとったなぁ〜と感じた。。

あの頃のような体力は、もうないんだよね、、、

親はいつまでもいてくれない(ずしっ、、、とくるよね=)

せめて、感謝している気持ちだけは持ち続けたい





nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

人間形成 [Book]

本日よりblogに挑戦です。
日々感じてること今考えておきたいこと、行ってみたい体験してみたいこと、、など
ここで表現なり意見なり感想なりできれば、、、と思います。

基本的にぐうたらな私にナニができるのか!気ばっかあせっている私に向き合うチャンス!
と思いはじめたのが正直なところです。。
たまたま立ち寄ってくださった方々にはどう思われるのか。。
反抗的ですが、ぜーんぜん意識してませんので、、(うそっぽいよな〜)

とにかくストレートにいきます!!(笑)

本題ですが、、今
「子どもが育つ魔法の言葉」Children Learn What They Live
                     著者Dorothy Law Nolte

というベストセラーの文庫本を読んでる。
タイトルのまんまの内容であるが、子どもの目線で物事を考えてあげてほしい!親たちよ〜
いわば人間形成の在り方、、である。
私は独身であるが、この本はもうかれこれ4、5年程前に歯科医院で少し読んだことがあり
ずーっと気になっていた本である。
人は、一人ではけっして生きてはいけない、、
人は、人からどう思われたいのか?
どう見られ、どう理解し、どう受け入れてほしいのか?
大人になった人間の性格や態度、表情(顔)など
すべて子どもの頃どんな育てられ方をされたかでほとんどが決まるようである。。
いや、自分という「人間」が覚醒される前、、の姿、、を親たちは形成してくれる?
なんだかややこしくなってきたが、、、
私なんかちょっと事がうまくいかないと、
「あの人(親)がこうだったから私もこうなってしまったーーー!」
などど、たまーに親のせいにしてしまう。。
実際、似ているのかもしれないがまったく身勝手な考えである。
人のせいにするなんて!!お前の方がアホだ!と、、後で自分に言い聞かせたりする。。
大概、物事の壁にぶつかっているときにおきる、これが毎回なので自分にうんざりしていた。
私は、自分を知りたいので、児童書や古典文学、
理解するのに繰り返し同じ行を読むが哲学書も読んだりする。
「子どもが育つ魔法の言葉」はとても正直なあたたかい本である。
まだ読み途中であるが、一説に「親としてうまく愛情表現することができなかっただけ、、」
とある。あ、、親も私と同じ人間だった、、と気持ちが軽くなった。
それに、人との会話との意見の違いにもこの本を通して思い出されることがいくつかあった。
人間模様を知ることで、今の自分にも過去の自分にも会える。
もしかしたら未来の自分にも会えるかもしれない。
未来、その時こそ自分に自信がついた最高なときであろう、と思いたい。。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。