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フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー [Book]

初めて読んだのは約10年前「罪と罰」でした。
今、すごく注目されていますが何故なのかも読み続けている私には理解出来ます。

どうも変わっている、、と言われることが多い私ですが
至って正常です。
血液型は、八方美人のO型ですし(Aによく間違われますが 笑)
ジョークもシリアスも(笑)大好きな人間です。

正しいことってなかなかイザと言う時にできないもんです。
時と場合で勇気が必要です。
ドストエフスキーには、羞恥心に近い表裏のモラルと
病んでしまいそうな醜悪だったり、かと思えば一気に心が晴れ渡るような解答があったり。。。

何よりも言葉に表現できない「心の声」を表してくれます。
と、言うより教えてくれました。

私にとっては安心させてくれる作家の1人、、と言うわけです。
それに物事の考えの再確認ができます。

自分を基準にした常識のものさしで人を見てしまったり、
または酷く自分を責め過ぎたり、
上手く行ってるのに空虚だったり、、

自分自身で解決しなければいけないことって
あるじゃないですか?
私は不思議とドストエフスキーを読むと
知りたかったことに出会うんですよ。

煌びやかなことはないです。(女子に告ぐ)

以下、読み干した作品です。

罪と罰 ★★★★★★ 熱に浮かされた衝動の心理が伺える
地下室の手記 ★★★★ 素直になれないのか、、、
賭博者 ★ 内容を忘れてしまった、、、
白痴 ★★★ 代表作の一つだが、あまり好みでない。しかし女性の気持ちをよく理解してる。
虐げられた人びと ★★★★★ 一番好きな作品。メロですが人の優しさと正義ここにあり!
死の家の記録 ★★★★★ シベリアの囚人の話。興味深いです。
白夜 ★★★★★ 夢想癖のある青年の話、とても純粋です。最後は泣きました。
正直な泥棒 ★★★★ ギャグ?
貧しき人びと ★★★ 言葉は、手紙の方が深い
クリスマス・ツリーと結婚式 ★★★★ 昔の上流階級ならきっとありえる。
未成年 ★★★★ 自分が大人になったことを再認識(笑)
カラマーゾフの兄弟 現在読み途中
ステパンチコヴォ村とその住人 ★★★★ まったく仕様がない人達。
弱い心 ★★★★ そこに居ない自分、、
分身 ★★★ あぁ墜落のとき

訳は工藤 精一郎さんのがオススメです。
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コメント 8

たまき

shilaさん、すご~~い!!<ドストエフスキーすきー?
私はラスコーリニコフくらいしか、読んでないカモ。。。
名前がね、名前がだめなのです・・・覚えられないの。
英米仏伊の名前はストンと入るんだけど、露って苦手で。
なんかさ、愛称も独特でしょう?本来の名前と似ても似つかない
感じで・・・。

でも露って、すごく興味あるんですよ!
私もがんばって読んでみようかな~~?
とりあえず、『クリスマス・ツリーと結婚式』あたりからでも!
by たまき (2009-02-08 23:35) 

shila

>たまきさん
道徳の本と思えば、、きっと読めると思いますよ(笑)
ロシアに興味があるのは、分かりますよ〜
(何故なら、たまきさんだから 笑)
バレエは、日本のでも観たことないですが、、、(ははは)
まだ古典の伝統があるロシアのものは観てみたいですね。。
古い寺院も興味があります。
名前〜確かに独身の方の呼び方やレディ紳士に対しての呼び方がありますもんね。。。
ドスト〜は、かなり癖があるんで、、しかもハッピーエンドって
なかったです。
でも、感情が激しいんで(笑)のめり込んでしまいます。
精神も同時に鍛えられますし。。やはりオススメです(笑)

by shila (2009-02-09 20:59) 

たまき

精神鍛錬・・・たしかに!^_^;
そうとう、筋力がつきそうですよね!精神筋力が・・・。

前に指揮者の小澤征爾氏の奥様の入江さんのお母さんが
本を書いてらしてね。(料理研究科の入江麻木さん)
彼女は白系ロシア貴族と横浜で結婚して戦後、離婚するんだけど
その当時の話がまさにドストエフスキーかチェーホフか!っていう話。
ダンナさまの愛称をめぐってお姑さんと確執があったり・・・
ロシア男のフランス人も真っ青なロマンティストぶりとか・・・
とにかく面白いの。<『バーブシカの宝石』

いま、プロレタリアート文学って流行ってるけど、私は貧乏臭い話は
苦手です・・・。現実逃避したいから読書するのだもの。
でもドストエフスキーは読んでみたい!
筋トレして読んでみるね~!
by たまき (2009-02-11 18:02) 

shila

>たまきさん
>>ダンナさまの愛称をめぐってお姑さんと確執があったり・・・

あー。。まだ今も尚、伝統を損なわれてないお国でしょうからね。。

>>ロシア男のフランス人も真っ青なロマンティストぶりとか・・・

それは、ドスト〜にもきっちり表現されてますよ(笑)
100年以上も前に書かれた作品なのに、、
現代もの通じる(語る気持ちが)って凄いと思います。
男性の気持ちもよくわかりますし、女性の本音もよく知ってるなぁ〜
と、毎度関心されます。
ドスト〜は、晩年目が悪く喋りながら執筆は奥さん(2度目の奥さん)に任せてたとか?何かで読んだことがあります。(本当はかどうかわかりません)でも凄く仲がよく信頼し合ってたとありました。

>>いま、プロレタリアート文学って流行ってるけど、私は貧乏臭い話は
苦手です・・・。

薄暗いイメージがあるんでしょうかね?
でもドスト〜も金の事での揉め事ばかりです。貧乏も貧乏!
乞食の話まっしぐら?
念を押します。煌びやかな内容は一切ないです(笑)

by shila (2009-02-14 11:24) 

たまき

>でもドスト〜も金の事での揉め事ばかりです。貧乏も貧乏!
>乞食の話まっしぐら?
>念を押します。煌びやかな内容は一切ないです(笑)

うぉ~~~っ!(悶絶)
でもでもねっ、昔の貧乏って今日的意味での貧乏の定義を凌駕する
貧乏っぷりでしょう?!
それこそ、木の根も食べるような?
ある意味、ファンタジーかSFに近いと思うのです・・・そこまで逼迫
した貧乏さって。社会保障もないような世の中と、現代の、最終的
に困ったら国が最低限は面倒見てくれる世の中とは深刻度が
違うような??

shilaさんお薦めラインナップの中で、読もうと思ったのは「昔の
上流階級が云々・・・」という『クリスマス・ツリーと結婚式』を
選んだのはやはり惰弱であったかしらん?
じょ、徐々にビンボーな話を読もうかと・・・・・・・・・・。
by たまき (2009-02-15 12:45) 

shila

>たまきさん
笑わせないでくださいよ!(ちょー爆笑です!)
あの〜すでに「逼迫」って言葉も頻繁に使われる現代ではないですよね?
ですが、たまきさんは「凌駕」「逼迫」という難しい言葉をよく使われてるようですので(笑)きっとドスト〜が気に入ると今確信しました!
何故なら、ドスト〜には見た事も無い漢字が山の様に使われ、、
言い回しがくどいです。(撃沈)
きっとたまきさんは読み干せます!(笑)

>>「昔の上流階級が云々・・・」という『クリスマス・ツリーと結婚式』を選んだのはやはり惰弱であったかしらん?

貧乏とは心も含めて言ってますので。。。
しかし上記のものは短編ですので、たまきさんなら10分もあれば
読めます。たぶん図書館でないとないです。文庫になってませんから、、

上流階級、、を感じたいのでしたら、、白痴がオススメです。
主人公は心の美しい公爵ですよ(一文無しですが、、)
背景も上流階級です。美しい女性像?が多数出ます。性格は、、
まぁ〜女は強いですし都合がいいです。。。
でも、たまきさんなら軽く読んでしまうと思います♪


by shila (2009-02-15 20:19) 

たまき

ごめん・・・shilaさん・・・
あてくし、よく「言葉遣いが古めかしい!明治人かっ!!」って
言われるの・・・

逼迫もダメ?うぉー
前に会社のコに、「安普請に住むからよ」って言ったら「ハァ?!」
って言われた・・・オレやっぱり明治人か・・・

『白痴』ね、白痴・・・ってなんか放送禁止用語チックな響だけど。
心の美しい公爵・・・イケメン??
読んでみますね~っ!レクチャ、ありがとう!
by たまき (2009-02-18 23:10) 

shila

>たまきさん
>>よく「言葉遣いが古めかしい!明治人かっ!!」って
言われるの・・・

本当ですか???(笑)
でも
安普請・・・私も分からなかったです(ごめんなさい 汗)
やすぶしん、、いったいどこで使うんですか?(笑)
いえ、どこで覚えたのでしょうか?

と言うより私極端に日本語が読めない人間ですから。。
たまきさんは優秀なのだと思います!

白痴、確かに題名は「禁止用語」かもしれませんね(笑)
イケメン。。。いやぁ、、、どうかな?
病弱なので、、、でも好きなように想像できるのは小説のいいところです。是非に!図書館などで読んでみて下さい。(上下だと思われます。)


by shila (2009-02-19 21:15) 

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