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The Soloist [movie]

LA.タイムズ紙の記者スティーヴ・ロペスが偶然
ホームレスのナサニエル・エアーズと出会う。
ナサニエルには一流の音楽の才能があることを知るが
彼の心は常に不安定であり、そして過去には才能を広げるチャンスへの
音楽も遠ざけていったことを知る。
そんな実在されてる人の話。
(2009年のUS映画)

ジェイミー・フォックス(ナサニエル・エアーズ)とにかくいい演技!
チェロを手にした場面。涙が出た。

音楽・ベートヴェンへの溢れる渇望。
これまでの失意。
自分で失った道だけどどうすることもできない感情。
だけど止まない芸術への想い。

想像できますか?
彼の脳裏には毎日がその繰り返しだってことを

ナサニエル・エアーズがオーケストラを聴いてるとき
光が音のリズムに合わせて流れるシーンがあります。

この感覚この想い。
正にその音楽への想いが溢れてる瞬間です。
柔らかかったり、鋭かったり、眩しすぎたり、、、
私も音楽を聴くとあの映像のように恩寵を感じる。

スティーヴ・ロペスがナサニエル・エアーズと交流を育み
ロペス氏はたくさんナサニエルのために支援したりしたが
やはりダメかと思うこともあった。
でも、信頼と尊敬を互いに導くためには
やはりダメか、も有りだと思う。
社会的な向上心は友達との交流だと映画の中でも言っていた。
その通りだと思う。

多分、人は自分の経験と自分のできる範囲でしか動くことも考えることもできない。
だからナサニエルがナサニエルである意味は、
ロペス氏にも当然私にだって分からないんだと思う。
それにロペス氏の元奥さんが言ってたように「必要なときだけ側にいてあげればいい」
私もそう思う。

だけどナサニエルはロペス氏に出会えたことをきっと感謝していると思う。
その人がもつ「それ(creative)」への理解は
本当にナサニエルが言う神に近いんだと私も思うから。


一方、ロサンゼルスでは約9万人が路上暮らしと言う事実も知った。

その中でナサニエル・エアーズは生きています。




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