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メキシコ展 [Art]

世田谷美術館で「メキシコ展」を見てきました。
メキシコのArtをじっくり見たことがないので、、、
今回は楽しみにして行ったわけですが、、
歴史に疎い私、、
何故メキシコが日本との交流400年なんだろう??と思ったんですが
どうもメキシコへ帰国途中に千葉県で遭難し、近くの村人達がその乗組員を助け、
徳川秀忠、徳川家康がその後助けた人達をメキシコまで送ったとのこと。
詳しくはココ(外務省へ)

知らなかった![がく~(落胆した顔)]
そんないい話があったなんて!

なんて実感しながら鑑賞して行きました。

メキシコ壁画運動の三大巨匠
ディエゴ・リベラはフリーダ・カーロの旦那様ですね。
「Surrealism(シュルレアリスム)なんて簡単だよ」って描いたのがこれ↓
0.jpg
見事です!実物はもっと明暗が美しかった。
ホセ・クレメテ・オロスコ、彼は左手、左目、左耳の機能はなく右手だけで描いていた。
「十字架を自らの手で壊すキリスト」見た瞬間、動けなかった。気に入った作品の一つでした。
ダビッド・アルファロ・シケイロス、圧迫される感じがしました。
強い意志が前に出ているような作品ばかりだった。

私が気に入った作家は
サトゥルニノ・エラン
西洋よりで写実的です。描写に透明感があり見入ってしまいました。
31歳と言う若さで亡くなってます。
ギエルモ・メサ「信仰心篤い人たちの頭部」は、
人に白い布地を被せている絵ですが、おぼろげなのですが
外部の汚れを守るため、、、との解説だった記憶があります。

アステカ帝国をスペインによって滅ぼされ
アステカ独自の信仰があったにも関わらずキリストに改心させられ
もちろん言葉もスペイン語に要求され、、、

メキシコになるまでの現地の人達の思いと、その先代の先住民の伝統や
長い革命での国民の思いや歴史を絵で残すって
とんでもない労力も精神を必要とすると思う。
絵を見るって好みが右往左往されるけど、、
自分にも世間的にも必要な意味だと知るとその絵は、とたんに必要なものになる。。
愛着が沸いてくる。歴史に少し触れて絵画を見て思った。

最後に
女流作家ではあまりにも有名でまた、生涯も波瀾万丈であったフリーダ・カーロ
2jpg.jpg
どことなく男性的な雰囲気がある自画像
しかし彼女の絵はいつも華やかに思う。
私はそこが好きです。
彼女の自画像には笑顔のものはない。
それは、彼女の人生が物語っているのかもしれない。
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コメント 2

まき

>どことなく男性的な雰囲気がある自画像
>しかし彼女の絵はいつも華やかに思う。

私もそう思います。
華やかで、そして何より強いですよね!!
強靭さ、それが実は本来的には女性性の持ち味なのかも・・・。
男の方が、イザというときにナヨナヨぐずぐずする場合のことが
多いような気がします。
女性は大地と根っこがくっついている。たとえどんな逆境にあっても。
フリーダ・カーロは見ていると励まされます。
by まき (2009-08-03 02:38) 

shila

>まきさん
>>女性は大地と根っこがくっついている。
なるほど、、、
そー言われると女性は、肝が据わってる感もありますね。
カーロ自身もなにか覚悟を決めて、
生きていたようにも感じられます。
何かギリギリに追い込んだ感も感じられます。

余裕のある時にやはり芸術は生まれないないのかも、、、
などと思うわけです。
by shila (2009-08-03 19:37) 

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